C#の配列
配列とは、データを入れる連続した箱のようなものです。
C#では２次元以上の多次元配列や、配列の配列であるジャグ配列も扱うことが出来ます。
配列の宣言と初期化
配列宣言の構文
データ型[] 配列変数名;
上記が一般的な配列（１次元配列）の宣言になります。
しかし、上記の例では配列のインスタンスは作成されていません。
インスタンスを作成するには new を使って以下のように記述します。
データ型[] 配列変数名 = new データ型[要素数];
配列要素に値を代入
以下は要素を三つ持った配列を宣言し、各要素の値を代入する例です。
int[] arr = new int[3]; arr[0] = 0; arr[1] = 1; arr[2] = 2;
宣言時に配列を初期化
宣言と同時に配列を初期化するには以下のようにします。
int[] arr = new int[] {1, 2, 3};
上記の省略形として以下のような書き方もできます。
int[] arr = {1, 2, 3};
多次元配列
C#では多次元配列を扱うことが出来ます。
例として２次元配列を作るには以下のようにします。
int[,] arr = new int[3,3];
上記は3×3の要素を持った二次元配列の作成例です。 要素に値を代入するには以下のようにします。
arr[0,0] = 1;
ジャグ配列
C#では配列の中に配列を格納するジャグ配列というものを扱うことが出来ます。
ジャグ配列の使用例は以下になります。
int[][] arr = new int[2][]; arr[0] = new int[3]; arr[1] = new int[5];
上記は配列を格納する配列を作成して、要素0に要素を3つもつ配列を、要素1に要素を5つもつ配列を作成しています。